病気・怪我・妊娠・出産

ベルギーでの受診について

ベルギーでもし病気になったら、まずホームドクター(Médecin traitant, Médecin généraliste)の診察を受けます。
ホームドクターが問診、診察を行います。病状が軽ければホームドクターから処方箋を貰い、近隣の薬局で薬を買うことが出来ます。日本と違い、個人病院で薬を渡される事はほとんどありません。
病状によっては総合病院での診察または手術や検査を勧められる場合もあります。この場合は全てホームドクターが、紹介状を書く等、専門医との橋渡し役となります。
手術や検査結果も紹介したホームドクターが受け取り、患者にその都度説明を行います。
病気の症状から、何らかの診察を受ければ良いのかどうか不明な場合など、まずホームドクターに相談しましょう。また各種医療相談にものってくれます。

尚、病状により外出が不可能な場合は往診も可能です。

信頼のおけるホームドクター選びが大切ですね。

‍‍‍⚕️ホームドクター (Médecin généraliste)

日本語が話せるホームドクター

・Dr. Nameche(ドクター・ナメッシュ)
住所: 34, avenue J.Chaudron 1160 Bruxelles
tel: (02) 660.95.20

・Dr. Delcourt(ドクター・デルクール)
住所: 100, avenue Hebron 1950 Kraainem
tel: 02 725 83 93

・Dr. Leblanc(ドクター・ルブラン)
住所: 127, avenue Paul Hymans 1200 Bruxelles
tel: 02 772 66 63

・Dr. Jungers (ドクター・ユンゲルス)
住所: 11, avenue des Vaillants 1200 BRUXELLES
tel: 02 772 58 24

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総合病院での入院手続き

専門医にかかり手術・入院をしなければならない場合は、当日(又は前日)に病院の入院受付(Admission)で、手術費用、入院費用の全額を支払う事になっています。
ただ、現実には支払い金額が高額ゆえ、現金で支払うことはなく、各種医療保険にて補償される事が一般的です。海外赴任のご家族の方で、ご本人が配偶者の保険でカバーされている場合などは、保険会社もしくは加盟されている法人からのレターが必要となります。ベルギー在住の方は、ベルギーの保険 (mutualité) の手続きが事前に必要となります。
ただし、出産に伴う入院に関しては、現金にて立替払いをする事が多いようです。(この場合、費用は保険から後付けで払い戻し)

病院で手術、検査を受ける場合の流れ

ホームドクターの診断+専門医への紹介状を用意

*血液検査が必要な場合はホームドクターが検査項目を選定してくれます。
大病院等に上記のチェック項目シートを持参すればアポなしで採血してくれます。

専門医の診断+手術、検査日の設定

手術、検査前の食事制限等(多くは3日前から当日まで)
*血液検査は通常12時間前から絶食、朝食は摂らない。

手術、検査当日朝
病院窓口で入院の手続き。
保険の用紙を持参、執刀医に署名(*写真)を依頼。

ホームドクターの診断、検査及び手術の結果説明

請求書の支払いを済ませ、支払済の請求書と署名済みの保険の用紙をMutualité
などの健康保険事務所に提出。

保険の用紙

妊娠・出産

妊娠した可能性のある時は妊娠検査薬 Test de grossesse (薬局やスーパーで購入出来る)で調べ、陽性の場合はホームドクターの検診を受けるか、総合病院の産婦人科に行きましょう。
事前予約が必要ですので、すみやかに病院に電話し予約を取りましょう。

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妊娠初期から定期的に検診を受け、出産に備えます。
水中出産や無痛分娩、自宅での出産等、選択肢がいろいろありますので、担当医師に相談しましょう。
ベルギーでは日本とは違い、妊娠・出産は病気の場合と同様に保険が適用されます。各自の保険を事前に確認されることをお薦めします。
また、不妊でお悩みの場合でもベルギーでは不妊治療が非常に発達しており、日本では高額な不妊治療も保険が適用され受けることが出来ます。
特に知られているのはCHIRECグループの私立クリニックのEdith CavellのCentre de Procréation Médicalement Assistée(PMA)で、1986年にその門戸を開いてからベルギー以外のヨーロッパの国々からも多くの人々が不妊治療に訪れています。
ベルギーでは一般的に35歳以上の方の妊娠では、5ヶ月目に羊水検査を勧められます。
出産可能期に入ると病院で出産に関する合同説明会のようなものや、夫婦で参加出来る自然分娩の呼吸法のセッション等、多様なワークショップが行われています。
この機会を利用し、色々と質問しておくと良いでしょう。

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臨月が近づいたら、いつでも入院出来るよう荷物を作って入り口付近においておきましょう。(破水や早産等、不測の事態を想定して下さい.)
陣痛が始まったら、陣痛があった時間を記録しましょう。
陣痛の感覚が短くなってきたら病院に電話をし、病院に行っても良いか確認しましょう。
* あまり早く行くと、自宅に戻される事もありますのでご注意を!
出産に伴う入院の際には、相部屋か個人部屋かを選ぶことが出来ます。
ただし、医療保険の附保範囲が異なりますので、事前に確認しましょう。
出産後、妊婦は想像以上に疲れています。入院中は、新生児の様子も気になりますが、なるべく動かず休養する事を大事にして下さい。用事があればいつでも呼び出しボタンを押して、遠慮せず看護士の手を借りるようにすると良いです。
手当、処理が必要な時は  J’ai besoin de soin. ジェ ブゾワン ドゥ ソワン
といえば消毒等を行ってくれます。

その他

尚、2015年から日本語でも心理カウンセリングを受けられるようになりました。

臨床心理士・性セラピスト  川瀬 まり
住所: Medicis Medical Center, 236, avenue de Tervueren 1150 Bruxelles
tel(直通): 0485 83 83 72  (完全予約制)
Medicis Medical Center受付窓口(仏語・英語のみ)
tel: 02 762 03 25
詳細: www.solvoa.com

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