🏠ベルギーのアパートや家に暮らす
アパートでの暮らしは、隣人との有効な関係を築く事が、日常生活をより快適に送る為に必要である事は、日本でもベルギーでも同様です。
建物の入り口やエレベーターホールですれ違う隣人には「Bonjour(ボンジュール)」 「Bonsoir(ボンソワール)」などと積極的に声をかけましょう。
アパートにコンシエルジュ(管理人)が住み込んでいる場合は、日頃から友好な関係を築くことで、アパートの事について色々と相談に乗ってくれる頼もしい存在となってくれます。小包の受け取りや、アパート内のトラブルなどが発生した場合はサービスを頼める場合もあります。
また、入居時や年末には心付けを渡すと、コミュニケーションもよりスムーズになるでしょう。
アパート内の設備の故障、水回りのトラブル等は出来るだけ早く家主に告げ、相談しましょう。
ただし、住み始めてからの故障の種類によっては家主が負担しない場合がありますので、おかしいなと思ったらすぐに連絡をするようにしましょう。
🌋騒音トラブル
ベルギーのアパートでは、防音に関するエチケットを守らないと上下、左右の住人とトラブルを起こす事があります。基本的には、夜10時以降はあまり騒音を出さず、水もあまり使用しないようにします。洗濯や風呂もなるべく10時までには済ませ、夜中のトイレの水もあまり流さないように気をつけます。
子供がまだ小さく、家の中で走り回るなど活動的な時期は、鉄筋コンクリートの近代建築を選んだ方が良いかもしれません。
ホームパーテイー等をする時は、上下左右の隣人にひと声かけておくと事前にトラブルを回避出来るでしょう。ただし、パーテイなどで騒ぐのは週末の夜12時頃迄にしましょう。
万が一隣人が夜中に騒いだり大きな音を立てたりした場合、どうしても我慢ができないようなレベルであれば警察に連絡をするのも一つの方法です。その場合「tapage nocturne(タパージュ ノクチューン)」と告げましょう。場所が特定できる場合には警察が通報者を匿名にして直接騒音を止めるように注意をしてくれます。
<フランス語 文例>
Chers voisins,
Notre enfant fêtera son anniversaire avec ses amis le 28 Octobre. Nous vous remercions de bien vouloir nous excuser pour le bruit qu’il pourrait y avoir à cette occasion.
Bien cordialement,
M.et Mme.Kimura 3ème étage
(訳)親愛なる隣人の皆様、
10月28日に子供のお友達を招いて誕生会を行う予定です。その際には騒音が出るかもしれませんので、予めお詫び申し上げます。
3階 木村
*このような手紙やお知らせは、各隣人の郵便ポストに投函するか、管理人の了解を取った上で、玄関ホールやエレベーター内に張り出してもらう等すると効果的です。
📋アパート賃貸契約時の留意点
家主と賃貸契約をかわす場合には下記の事項をチェックしましょう。
① 家賃の値上げに関して
② アパート公益費など諸費用の同意項目
③ 保証金について
④ 工事、修繕(小規模改築、取り付け)、またはメンテナンスの費用負担について、ど こまで賃借人の費用負担責任か。
⑤ 保険についてー火災、盗難、水害、弁護士料など、どちらの費用負担になっているか
⑥ 契約期間を満了する前に退去する際の条件等。
⑦入居前の住居チェック、état des lieux(エタ・デ・リュー)を家主と行う際には、もともと壊れていたり汚れている箇所がないかを家主と一緒に確認をする。できれば写真を撮っておくと引っ越しの際の同様のチェックのときに証拠になる。